『スタンダール・シンドローム』(原題:The Stendhal Syndrome / La Sindrome di Stendhal)は、1996年制作のイタリア映画。
スタンダール・シンドロームをモチーフにしたスリラー映画で、イタリア本国では『セブン』を上回る大ヒットとなった[2]。また、イタリア映画で初めてComputer Generated Imagery(CGI)が使用された作品である[3]。
ダリオ・アルジェント監督が自分の娘アーシア・アルジェントを主演にして撮った4作品の2作目(ほかは『トラウマ/鮮血の叫び』、『オペラ座の怪人』、『サスペリア・テルザ 最後の魔女』)。
あらすじ
連続猟奇レイプ犯を追う若い女刑事アンナは、情報提供者から呼び出されて、フィレンツェ・ウフィツィ美術館のある名画の前で待っていたが、やがて絵の中に吸い込まれた気分になって失神するという“スタンダール・シンドローム”に襲われた。
アンナは1人の若い男に助け起こされるが、その男こそ自分が追っている連続猟奇レイプ犯・アルフレードであった。アルフレードはホテルでアンナをレイプしたうえ、彼女の目の前で娼婦を惨殺して逃亡した。
アンナは休養を命じられ、故郷に帰って静養する事になったが、ある夜、アンナはまたアルフレードに襲われた。だが、彼女はすきを見て反撃し、アルフレードに重傷を負わせて激流に蹴り落とした。しかし、彼の体は下流の迷路状の水路に入り込み、発見されなかった。
アンナは再びフィレンツェに戻り、医師のカウンセリングを受けながら生活するが、ある日、アンナと親しくしていたマリーが殺され、アンナは再びアルフレードの影におびえるようになる…。
スタッフ
- 監督・製作・原案・脚本:ダリオ・アルジェント
- 製作:ジュゼッペ・コロンボ
- 原案:フランコ・フェリーニ
- 撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
- 特殊効果:セルジオ・スティヴァレッティ
- 音楽:エンニオ・モリコーネ
キャスト
役名 |
俳優
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アンナ・マンニ |
アーシア・アルジェント
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アルフレード・グロッシ |
トーマス・クレッチマン
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マルコ・ロンギ |
マルコ・レオナルディ
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マネッティ警部 |
ルイジ・ディベルティ
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カヴァンナ医師 |
パオロ・ボナチェリ
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マリー |
ジュリアン・ランブロスキーニ
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アンナの父親 |
ジョン・クエンティン
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映像ソフト
- スタンダール・シンドローム <HDニューマスター版> Blu-ray 廃盤
- 美しき 発狂。
- 規格品番:HPXR-27
- 発売日:2015年12月02日
- 発売元:合同会社是空
- 販売元:株式会社ハピネット
脚注
外部リンク
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