スコットランド銀行 (スコットランドぎんこう、英 : Bank of Scotland plc 、スコットランド・ゲール語 :Banca na h-Alba [ 2] )は、イギリス 北部、スコットランド の商業銀行 である。ヨーロッパ で初めて兌換紙幣 を成功裏に発行し、この紙幣発行権は1707年 の合同法 成立によりスコットランドの立法権が連合王国議会に移った後も現代まで伝統的に引き継がれている。本店はエディンバラ にある。
概要
エディンバラ にあるスコットランド銀行本店スコットランド議会 が1695年 7月17日 にスコットランド銀行法を制定したことに基づいて、1696年 2月から営業を開始した。[ 3] 株主はスコットランド国籍をもつ者に限られていたほか、議会の同意なくして、国家へ貸付けを行うことは禁じられていた。[ 3] この定款 は1707年合同法 成立後も維持された。初代総裁にはジョン・ホランド (英語版 ) が就任し、会計部門の長にはジョージ・ワトソン (英語版 ) が選ばれた。[ 3] [ 4]
18世紀以降、政府からジャコバイト 支援の嫌疑を受けたこともあった。また同時代にはロイヤルバンク・オブ・スコットランド (1727年 創業)が草創期の競合相手となったが、他行が国中に誕生し始めると、この問題はほどなく解消された。[ 3]
19世紀に入ると支店の数も増加し、1865年にはロンドン にも支店が置かれた。[ 5]
スコットランド銀行は100ポンド、50ポンド、20ポンド、10ポンド、5ポンド紙幣を発行しているが、2007年秋に発行された紙幣の肖像にはすべてウォルター・スコット のものが使われている。[ 6] スコットランドでは他にもロイヤルバンク・オブ・スコットランド 他1行が紙幣 を発行している。
21世紀
2001年に、イングランド のヨークシャー 地方を地盤とする金融機関、ハリファックス (Harifax) との共同持株会社 であるHBOS の傘下に入った。[ 7]
その後、HBOSグループ再編法(2006年 )が施行されたことにより、2007年 9月17日 にスコットランド銀行は勅許 を根拠とするThe Governor and Company of the Bank of Scotland から公開会社(plc) であるBank of Scotland plc に名称が変更された。[ 8]
さらにHBOSがロイズTSBグループ によって買収されたため、2009年 1月19日 からスコットランド銀行はロイズ・バンキング・グループ の傘下に入った。[ 9]
歴代総裁
脚注
関連項目
外部リンク