通例、紋章記述では gyronny of eight, Aegent and Gules. のようにジャイロニーの語の後に分割数と塗り分けるティンクチャーを金属色、原色から1つずつ、計2つ指定する。紋章記述の「上から順に記述する」という原則にのっとり、デキスター・チーフのクォーターに着目した場合にその上半分の色を先に、下半分を後に記述する。これを反対にすれば、色分けは反転する(45度ずつ回転する)。
ジャイロニーが用いられている紋章でもっとも有名な例は、 Gyronny of eight Or and Sable. という記述を持つスコットランドのキャンベル氏族のものである[1]。キャンベル家の分家では、オーアとセーブルを別のティンクチャーに置き換えたジャイロンに別のチャージを重ねたものをチャージしているものがある[1]。
^Neubecker, Ottfried (2006, 2007) (英語). A Guide To HERALDRY (2007 edition ed.). New York, USA: Barnes & Noble (EMB-Service for Publishers, Adligenswil). pp. pp.60-61. ISBN 0-7607-9034-5
^ abRothery, Guy Cadogan (1915, 1994, 1995) (英語). CONCISE ENCYCLOPEDIA OF HERALDRY. London, England: Studio Editions Ltd. (first published as "ABC of Heraldry" by Stanley Paul & Co.). pp. p.10. ISBN 1-85958-049-1
^Whitmore, William H. (1968) (英語). The Elements of Heraldry. Vermont, USA and Tokyo, Japan: Charles E. Tuttle Co., Inc.. pp. p.22. LCCN 68-25891
^ abcdeBrook-Little, John P. (1973) (英語). AN HERALDIC ALPHABET. New York, USA: Arco Publishing Company, Inc.. pp. p.109. ISBN978-0860513209. LCCN 73-164139