ジェラール・ランヴァン(Gérard Lanvin、1950年6月21日 - )は、フランス・オー=ド=セーヌ県ブローニュ=ビヤンクール出身の俳優。
セザール賞は『お気に入りの息子』(1994年)で主演男優賞を、『ムッシュ・カステラの恋』(2000年)で助演男優賞を受賞している。
略歴
ブルジョワの家庭に育つが、親元を離れ、17歳で学校を中退する。
役者を目指すが道は容易ではなく、市場のバイトなど様々な仕事などをする。68年3月のある日、俳優マルタン・ラモットと出逢い、彼からコリューシュを紹介される。五月革命目前の混沌とした最中だったが、更に前進的なカフェ・テアトルを始めたばかりのアンリ・ギユベ、パトリック・ドヴェール、ミウ=ミウと出逢って、彼らの上演に携わる。演技を学ぶため、67年に開校したばかりのフランソワ・フロランによる演劇学校 Cours Florentに入学して優秀だったため、ヴィルールバンヌ国立民衆劇場の研修も受けるが、校風が合わず、早々去る。
1970年より、ラモットのカフェ・テアトルで裏方を始めるが、ルイ・ド・フュネスとコリューシュが主演したコメディ『手羽先とモモ』(1976年/2013年TV5MONDEで放映)にサーカス団員として登場(クレジットなし)。続いてコリューシュ唯一の監督作『Vous n'aurez pas l'Alsace et la Lorraine』(1977年)に白馬の騎士役を映画デビュー。その間、コリューシュ作・演出・主演で再演された《Ginette Lacaze 1960》にも出演した。
1981年の『Une étrange affaire』でジャン・ギャバン賞(フランス語版)を受賞したことで名前を知られるようになる[2]。
元女優で歌手のジェニファーと1984年に結婚、2子をもうける[1]。
主な出演作品
参考文献
外部リンク