サンワコムシスエンジニアリング株式会社(以下「サンコム」と表記する)は、電気通信工事、電気工事などの事業を行う日本の企業である。持株会社「コムシスホールディングス株式会社」傘下に8社ある統括事業会社の1つ。
事業
従業員の9割以上(サンコムの傘下企業を含む、2008年3月末時点)が電気通信設備工事事業に従事しており、携帯電話基地局、FTTHなど様々な工事を手掛けている。同じグループの「日本コムシス株式会社」ではNTTグループへの売上が単独売上高の7割以上(2007年度)を占めているのに対し、サンコムではKDDI株式会社への売上が、すべての得意先の中で最も大きくなっている(同年度)。
主な建設事業
歴史
旧社名は「株式会社三和エレック」。売上高のうち
が、それぞれ約1⁄3ずつを占めていた(1999年3月期)[1]。1999年11月、通信工事業界首位[2]の日本コムシスと業務提携し、2003年9月には東日本システム建設株式会社を加えた3社の共同で持株会社「コムシスホールディングス株式会社」を設立。2005年1月、三和エレックはNTT向け事業を日本コムシスへ譲渡し、4月には日本コムシスからキャリア系の事業を譲受して社名を「サンワコムシスエンジニアリング株式会社」に変更している。
沿革
三和電氣興業
大榮通信工業
サンワコムシスエンジニアリング
- 1968年 - 三和電氣興業が大榮通信工業を合併し、社名を「三和大榮電気興業株式会社」に変更する。
- 1996年 - 社名を「株式会社三和エレック」に変更する。
- 1997年 - 東京証券取引所第一部に指定換えとなる。
- 2003年 - 同社と日本コムシス株式会社、東日本システム建設株式会社(現株式会社TOSYS)の3社で新会社「コムシスホールディングス株式会社」を設立し、3社は新会社の子会社となる。
- 同年 - 上場廃止となる。
- 2005年 - 社名を「サンワコムシスエンジニアリング株式会社」に変更する。
- 2007年 - 本社を東京都目黒区から杉並区へ移転する。
- 2021年 - 本社を東京都杉並区から品川区へ移転する。
事業所
- 本社
- 東京都品川区東五反田二丁目17番1号(登記上の本店を兼ねる)
- 支店
- 札幌市、仙台市、千葉市、八王子市、品川区、川崎市、名古屋市、静岡市、大阪市、金沢市、広島市、高松市、福岡市、那覇市、ジャカルタ
グループ企業
「サンワコムシスエンジニアリンググループ」のうち一部を列挙する(2008年3月時点)。
連結子会社
- 三和電子株式会社 - 2007年4月1日に「株式会社エス・イー・エム」と合併している。
- 株式会社エス・イー・シー・ハイテック
- サンコムテクノロジ株式会社 - 旧社名は「株式会社三和サポートエンジ」。2007年10月1日に「三和システム建設株式会社」と合併し、社名を変更した。
- 株式会社ロードテクノ
- 株式会社サンネクト
参考文献
- コムシスホールディングス株式会社『有価証券報告書』第5期(平成19年4月1日‐平成20年3月31日)。
- ^ 『日刊工業新聞』1999年8月30日、日刊工業新聞社、26面。
- ^ 『日経コンストラクション』2003年2月14日号(第321号)、日経BP社、52-58頁。
関連項目
外部リンク
グループ企業