サボテンフィンチ (Geospiza scandens ) は、フウキンチョウ科 のダーウィンフィンチ類 に属する鳥類 の1種。
分布
ガラパゴス諸島 のほとんどの島に生息する固有種 であり、ガラパゴス諸島の多くの島々の乾燥地帯に見られるが、フェルナンディナ島 、エスパニョラ島 、ヘノベサ島 、ダーウィン島 、ウォルフ島 は例外となる。本種が生息しないこれらの島のほとんどには、近縁種であるオオサボテンフィンチ が生息する。
生息地 は乾燥低木地および疎林であり、通常オプンティア属 のサボテンと密接に関係している。オプンティア属のサボテン地帯よりほとんど遠くに行かない。[ 1]
形態
全長14cm[ 1] 、体重21g[ 2] 。成鳥の雄は全身黒色で、下尾筒に白斑がある。雌および若鳥では上面が灰褐色で、下面に濃密な縞がある。他のガラパゴスフィンチ属 とよく似ているが、くちばしは地上フィンチ類に比べてやや長い。[ 1]
亜種
サボテンフィンチは、ダーウィンフィンチ類として知られる近縁種グループの1属である、ガラパゴスフィンチ属 に属する6種のうちの1種であり、4亜種が認められている[ 3] [ 4] 。
参考文献
^ a b c d e f g Swash and Stills 2005, p. 104.
^ Isabel Castro and Antonia Phillips, A Guide to The Birds of the Galápagos Islands , Prinston University Press, 1996, p. 128. ISBN 0-691-01225-3 .
^ Swash and Stills 2005, p. 100.
^ Clements, James (2007). The Clements Checklist of the Birds of the World (6th ed.). Ithaca, NY: Cornell University Press. p. p. 687. ISBN 978 0 8014 4501 9
^ 藤原幸一 『ガラパゴス博物学』、データハウス、2001年、121-122頁。ISBN 4-88718-616-9 。
Swash, Andy; Still, Rob Birds, Mammals and Reptiles of the Galápagos Islands (2 nd ed.). London: Christopher Helm. (2005). ISBN 978-0-7136-7551-1
関連項目