仁寶電腦工業股份有限公司(Compal Electronics、コンパルエレクトロニクス)は台湾に本社を置くパーソナルコンピュータおよび電子部品メーカー。
概要
1984年にコンピュータ周辺機器を生産する会社として創業した。
長らく中国江蘇省崑山市に工場を構えている「チャイワン」[1][2][3]とEMS業界で呼ばれる中台分業体制の一翼を担ってきたが、2007年11月よりベトナムゲアン省ヴィンの工場でも製造を始めた[4]。
デル、東芝、エイサーなど世界中のメーカーからパソコンのOEM・ODM生産を受けており、その受注規模は年々増えつつある[5]。特にノートパソコンの市場規模は同じくOEM・ODM生産を行っているクアンタ・コンピュータと世界のトップを争っている[6]。また東芝へは液晶テレビも供給しており、同社のテレビ生産量の9割が東芝によるものである(2009年時)[7]。また、この取引が縁で2011年にはメキシコ、2014年にはポーランドに存在した東芝のテレビ製造拠点を買収している[8]。
スマートフォン含む携帯電話をOEM・ODM生産する華寶通訊(コンパルコミュニケーションズ)を子会社として持つ。同社の生産する携帯電話はその9割以上がモトローラへ供給される[9]。
出典
外部リンク