ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(ケルン・ギュルツェニヒかんげんがくだん、ドイツ語: Gürzenich-Orchester Köln)は、ドイツ連邦共和国ノルトライン=ヴェストファーレン州の大都市・ケルンに本拠を置くオーケストラ。ケルン歌劇場(ドイツ語版)専属のオーケストラとしても活動している。
概要
1827年に、ケルン市内の音楽家が集まってオーケストラコンサートを開始。
後に本拠地としてギュルツェニヒ邸跡地の演奏会場に定めたため、この名称となる。
1888年に、ケルン市公認のオーケストラとなる。
長い歴史の中でこれまでに数多くの作品を初演しており、ヨハネス・ブラームスやグスタフ・マーラーの重要なレパートリー(後述)も作曲者自身の指揮で初演している。
また、リヒャルト・シュトラウスとも関係が深く、いくつかの作品を初演をしている他、彼の唯一の「ヴァイオリンソナタ」はケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団のコンサートマスターであったロベルト・ヘックマンのヴァイオリンによって初演された。
1986年にケルン・フィルハーモニー(ドイツ語版)が完成して以来、このホールを本拠地とし、ケルンを代表するオーケストラとして毎シーズン約50のコンサート、のべおよそ100000人の聴衆がいる他、世界各国でツアーも行なっている。
初演
歴代首席指揮者等
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アーロノヴィチ
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ヤノフスキ
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コンロン
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シュテンツ
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ロト
名誉指揮者
ギュンター・ヴァントと、30年以上にわたり親しく協業しレコーディングにおいて賞を受けているドミトリー・キタエンコの2人を、名誉指揮者に指名している。
日本人演奏家
日本人演奏家としては、瀬尾麗が1979年以降数十年間主席ヴィオラ奏者を務めた[1]。
脚注
注釈・出典
- ^ 瀬尾は、ダルムシュタット 国立歌劇場オーケストラ主席チェリスト岩本忠生とダルムシュタット・アンサンブルを結成し、独・日各地(東京・名古屋・郡上八幡等)で定期的に演奏会を開催した。〔ダルムシュタット・アンサンブル 1999年11月4日 多治見市文化会館小ホール開催「室内楽の夕べ」案内チラシ〕
外部リンク