グラハム・ハンコック(Graham Hancock, 1950年8月2日 - )は、イギリス・エディンバラ生まれの作家。元『エコノミスト』誌東アフリカ特派員。
業績
1995年に出版された『神々の指紋』(日本では1996年刊行)は、有史以前の超古代文明についての考察がなされており、全世界で600万部を超える世界的なベストセラーになった。その後も、旺盛に著作活動を続け、『創世の守護神』『神々の世界』『異次元の刻印』などを記した。
日本ではTBS系『日立 世界・ふしぎ発見!』での「『神々の指紋』特集」などで有名になった。『神々の指紋』(上巻)はオリコン書籍チャートでは1996年9月9日付 - 10月14日付まで6週連続1位を記録した。
『神々の世界』においては、日本の与那国島沖の海底地形を海底遺跡であると言及し、実際に来日して調査した結果を載せている。
ただし著書については、他の本からの引用が多い、否定された説の焼き直し、事実の歪曲やありもしない事実の捏造をしているという批判がある[1][2][3][4]。
『人類の発祥、神々の叡智、文明の創造、すべての起源は「異次元(スーパーナチュラル)」にあった』では、シャーマンの意識状態によって異次元にいる存在とコンタクトできると主張している。
2022年には、Netflixが8回シリーズのドキュメンタリー番組「太古からの啓示」を放送した。
日本に対して
2000年6月、『サンデー毎日』のインタビューに答える形で
- 「日本以外ではほとんど知られていないけれど、私は縄文(縄文時代)を古代世界でもっとも重要な文化と位置づけています」
- 「縄文土器は、素晴らしい古代世界の結晶です。縄文人が作った土器を手にすると、電流のようなものに打たれて、縄文人の知的水準の高さ、創造力、あるいは芸術的センスといったものが、歳月を超えて伝わりました。」
と語っている。
著書
単著
共著
まんが
映像作品
『太古からの啓示』8回シリーズのNetflixドキュメンタリー番組。ハンコック自身が出演し、世界各地の遺跡を訪問。これらの存在が超古代文明の存在を示唆しているいう自説を紹介している。2022年11月10日公開。
脚注
関連項目
外部リンク