クオリカ株式会社(QUALICA Inc.)は、日本のシステムインテグレータ。1982年、小松製作所の全額出資により設立され、2008年にITホールディングスグループ(現・TISインテックグループ)の一員となった。
沿革
- 1982年(昭和57年)11月 - 小松製作所の全額出資により、小松ソフトウェア開発株式会社として設立。ハード(IBM特約店)販売開始。
- 1986年(昭和61年)6月 - 鋳造方案CAEソフト「SOLDIA(現・JSCAST)」販売開始。
- 1987年(昭和62年)12月 - 流通業分野へ参入。
- 1988年(昭和63年)12月 - 通産省(現・経済産業省)システムインテグレータ認定。
- 1991年(平成3年)
- 3月 - 外食産業向けパッケージソフト「Tastyシリーズ」販売開始。
- 4月 - データセンター(現・QDC)のオペレーション開始。
- 1992年(平成4年)4月 - コマツソフト株式会社に社名変更。
- 1997年(平成9年)12月 - テキストマイニング「Vextシリーズ」販売開始。
- 2000年(平成12年)4月 - 全株式の65%を株式会社東洋情報システム(のちのTIS)へ譲渡。資本構成は東洋情報システム65%:コマツ35%。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)10月 - 資本構成がTIS80%、コマツ20%に変更される。日本情報処理開発協会よりプライバシーマークの付与認定を受ける。
- 2003年(平成15年)2月 - 社名をクオリカ株式会社(QUALICA Inc.)に変更。本社を東京都江東区東陽に移転。
- 2005年(平成17年)
- 9月 - 鋳造シミュレーション分野で大連理工大学と提携し、中国に進出。
- 10月 - 小売専門店向けソリューション「SpecialtyQube」の販売を開始。
- 2006年(平成18年)9月 - タッチパネル情報端末「WebLight」事業をコマツより譲受。
- 2007年(平成19年)
- 3月 - 経済産業省特定システムオペレーション認定。
- 6月 - 中国・上海市に子会社「高律科(上海)信息系統有限公司」を設立。
- 2008年(平成20年)4月 - TISとインテックホールディングスの経営統合により、ITホールディングスグループ入り。資本構成はITホールディングス80%、コマツ20%。
- 2010年(平成22年)
- 7月 - クラウド対応生産管理システム「AToMsQube」販売開始。
- 8月 - エンタープライズ向けIaaS「Qcloud」販売開始。
- 2011年(平成23年)
- 4月 -「高律科(上海)信息系統有限公司」事業体制を強化し本格スタート。クラウド対応予防保全支援システム「CareQube」の販売を開始。
- 12月 - 本社を新宿区西新宿に移転。
- 2013年(平成25年)
- 4月 - 子会社TKSoft Singapore Pte. Ltd.をQualica Asia Pacific Pte. Ltd.に社名変更。
- 7月 - サプライチェーンリスク管理システム「SCRMQube」販売開始。
- 10月 - ユニバーサルソリューションシステムズより外食産業向け事業の一部を譲受[1]。
- 2014年(平成26年)
- 3月 - コマツNTC子会社の情報ネットワーク事業の一部を譲受し、富山事業所を開設。
- 4月 - ドキュメントソリューション「CSS-Net」事業の一部をコマツより譲受。
- 10月 - TISファーストマネージから組込事業を譲受[2]。
- 2016年(平成28年)7月 - 親会社のITホールディングス株式会社がTIS株式会社を吸収合併し、TIS株式会社に商号変更。
- 2017年(平成29年)12月 - オリンパスシステムズよりユーバス事業(アパレル事業)の一部を譲受[3]
- 2019年(令和元年)4月 - データトロンの吸収分割で全事業を譲受[4]
- 2020年(令和2年)1月 - タイ・バンコクに子会社「QUALICA(Thailand)Co., Ltd.」を設立。
事業所
子会社
- 高律科(上海)信息系統有限公司/ QUALICA(Shanghai)INC.
- QUALICA Asia Pacific Pte. Ltd.
脚注
外部リンク