カタールの元の国章は1976年に制定された。二本の交差した白い新月刀(シミター)が描く円の中に、青い海と白い波の線、その上に浮かぶダウ船と二本の椰子の生える島があしらわれている。その周りを大きい帯が円形に囲み、上下を半分に分かつようにぎざぎざの線が描かれ、その上半分は白色、下は茶色になっている(これはカタールの国旗の柄である)。上半分の白い部分にはクーフィー体のアラビア文字で「カタール国」(دولة قطر)の名が、下半分の茶色い部分には白いラテン文字で英語の国名(State of Qatar)が書かれていた。