カタリーナ・フォン・ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル(Katharina von Braunschweig-Wolfenbüttel, 1488年 - 1563年6月29日)は、ザクセン=ラウエンブルク公マグヌス1世の妃。
生涯
カタリーナは、ブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル公ハインリヒ1世(1463年 - 1514年)とポメラニア公エーリヒ2世の娘カタリーナ・フォン・ポンメルン(1465年 - 1526年)との間に生まれた娘である。
1509年11月20日にヴォルフェンビュッテルにおいてザクセン=ラウエンブルク公マグヌス1世(1470年 - 1543年)と結婚した。父ハインリヒ1世は、自分だけでは持参金を支払うことができないと判断し、女性税(Fräuleinsteuer)を徴収させるため1509年に議会を召集した。長い交渉の末、議会はカタリーナの持参金と宝石の資金として3回の不動産税を認めた。
カタリーナは厳格なカトリック教徒であり、ブラウンシュヴァイク家の親戚と密接な関係を保った。スウェーデン王グスタフ1世は、カトリックのドイツ諸侯がデンマーク王クリスチャン2世を支持するのを阻止するためにカタリーナの娘と結婚することとなった[1]。
長男フランツ1世の結婚の際、カタリーナは後に長男の義母となるカタリーナ・フォン・メクレンブルクと交渉を始めたが、ヴェッティン家の当主であるザクセン選帝侯ヨハン・フリードリヒはこれを知らされず、不利益を被った[2]。
子女
脚注
- ^ Ivo Asmus, Heiko Droste, Jens E. Olesen: Joint Acquaintances: Sweden and Germany in the early modern period, LIT Verlag Münster, 2003, p. 18
- ^ Anne-Simone Knöfel: Dynasty, and Prestige: The marriage policy of the Wettin family, Böhlau Verlag Cologne Weimar, 2009, p. 128
参考文献
- William Havemann: History of the territories of Brunswick and Lüneburg, Volume 3, Dieterich, 1857, p. 138