カタリナ・バーリー(ドイツ語: Katarina Barley、1968年11月19日 - )は、ドイツの政治家、弁護士。司法・消費者保護大臣、家族・高齢者・女性・青少年大臣と労働・社会大臣などを歴任してきた。
ドイツの社会民主党に所属し2013年から2019年まで連邦議会議員であり、2015年から2017年まで党幹事長を務めた。ドイツとイギリスの両方の国籍をもっている[1]。 2019年から欧州議会議員であり、欧州議会副議長を務めている[2]。
経歴
生い立ち
イギリス生まれでジャーナリストの父親とドイツ人で医師の母親の娘として、ケルンで生まれる[3]。彼女は生まれたときにはイギリスの国籍しかもっておらず、数年後にドイツの国籍を獲得している。ドイツ語、英語、フランス語に堪能[4]。
マールブルク大学とパリ第11大学で法律を学んだ。彼女は1990年にフランスの法律学位(Diplômede droitfrançais)および1993年にドイツの法律学位を取得して修了している。さらに1998年にミュンスター大学で博士号を取得している。博士論文のテーマは「自治体選挙に投票する欧州連合の市民の立憲上の権利」ついてである。
2007年から2008年までトリーア地方裁判所とヴィットリヒ地方裁判所の裁判官として働く。
1994年にドイツ社会民主党に入党[5]。
連邦大臣
2017年5月、マヌエラ・シュヴェーズィヒの後継として家族・高齢者・女性・青少年大臣に就任すると発表された。さらに2017年9月28日にアンドレア・ナーレスがSPDの連邦議会議員団長になるために辞任した際に、労働・社会大臣を引き継いだ[6]。
アンゲラ・メルケル首相に指名され、2018年3月14日に第4次メルケル内閣の司法・消費者保護大臣に就任する[7] 。
2018年10月に、SPDはバーリーを2019年のEU選挙のための党の主要候補者になると発表した[8]。
脚注
- ^ “Germany disappointed by May's Brexit plan, suggests second referendum”. 2019年2月2日閲覧。
- ^ “Vierzehn Vizepräsidenten des europäischen Parlaments gewählt”. 2019年8月28日閲覧。
- ^ Ravensburg. “Katarina Barley - Munzinger Biographie”. www.munzinger.de. 7 July 2017閲覧。
- ^ “Europa ist unsere Zukunft”. 2019年2月6日閲覧。
- ^ “Und was, wenn es keinen Deal gibt?”. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “Katarina Barley”. 2019年2月6日閲覧。
- ^ “Bundestag wählt die Kanzlerin am 14. März” (German). Deutscher Bundestag. 9 March 2018閲覧。
- ^ “German justice minister to lead SPD list in EU election”. 2019年2月3日閲覧。
外部リンク