カタウロコゴケ
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カタウロコゴケ
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分類
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学名
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Mylia taylorii (Hook.) S.Gray
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和名
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カタウロコゴケ
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カタウロコゴケ(Mylia taylorii)は、ウロコゴケ目ウロコゴケ科に分類される苔類。北半球の温帯から亜寒帯にかけて広く分布する[1]。
概要
日陰、または日の当たる湿った土壌の上に生育する[1]。茎は直立、または斜上し、長さ3-6cm[1]。葉は円形か広卵形、長さは1.6-2.4mm、幅は約1.5mm[1]。葉には灰白色、卵形の油体を10-20個もつ[2]。仮根は灰白色で、披針形の腹葉が仮根に隠れるようにして付く[1]。
雌雄異株[1]。
近縁種
同属のヌマカタウロコゴケやナメリカタウロコゴケ、イボカタウロコゴケと類似する。
脚注
- ^ a b c d e f 井上浩『フィールド図鑑 コケ』(1986年、東海大学出版会)p.171
- ^ 松尾昭彦, 佐藤彰一, 中山充, 林修一(1974)「カタウロコゴケ(Mylia taylorii)の新セスキテルペンケトンの構造」天然有機化合物討論会講演要旨集 (18), 69-76
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