フォン・デニケンはのちに、考古学・宇宙飛行学・地球外知的生命体探査協会(Archaeology, Astronautics and SETI Research Association (AAS RA))の共同設立者となった。
彼は、ミステリー・パーク(Mystery Park)(いまはユングフラウ・パーク(Jungfrau Park)として知られる)という、スイス、インターラーケンにあるテーマ・パークを設計した。これは2003年5月に開業した[4]。
前半生
フォン・デニケンはアールガウ、ツォフィンゲンに生まれた。
ローマカトリック教徒として育てられて、彼はスイス、フリブールの聖ミカエルカトリック学校(英語:Saint-Michel International Catholic School)に通った。
在学中に彼は教会の聖書の解釈を拒絶し、そして天文学および空飛ぶ円盤現象に対する興味を深めた[5]。
19歳のとき、彼は窃盗罪で執行猶予4ヶ月の判決を言い渡された[5]。
彼は退学し、そして一時、スイスの或るホテル経営者に弟子入りし[6]、それからエジプトに移った。
1964年12月、フォン・デニケンは、ドイツ系カナダの定期刊行物『Der Nordwesten』のために『Hatten unsere Vorfahren Besuch aus dem Weltraum?』(「我々の先祖は宇宙からの来訪を受けたか」の意味)を書いた[7]。
エジプト滞在中、彼は宝石取引に従事し、その結果、スイスへの帰還について詐欺および着服の罪で9ヶ月の有罪判決を言い渡された[5]。
放免に続いて、フォン・デニケンは、スイス、ダボスのホテル・ローゼンヒューゲル(Hotel Rosenhügel)の支配人になり、その間、彼は『未来の記憶』(ドイツ語:『Erinnerungen an die Zukunft』意味は「未来の記憶」、英語:『Chariots of the Gods?』意味は「神々の戦車」)を書いたが、ホテルの宿泊客が下がったあと深夜に原稿を書いた。
この本の原稿はいくつかの出版者に断られた。
Econ Verlag(今はUllsteinの一部)は、この本を、或るプロの著作家によって完全に書き直された後、喜んで出版しようとしたが、その著者ウッツ・ウーターマン(Utz Utermann)はウィルヘルム・ロッガースドルフ(Wilhelm Roggersdorf)の仮名を用いた。
ウーターマンは、『フェルキッシャー・ベオバハター』の「編集者」(Schriftleiter)であり、ナチのベストセラーの著者であった[8]。
『未来の記憶』の書き直しは、1967年前半に出版を認められたが、しかし印刷されたのは1968年3月になってからである[9]。
すべての予想に反して、書籍は広い関心を得て、ベストセラーになった。
本の売上高の7パーセントはフォン・デニケンに支払われ、一方で3パーセントはウーターマンに支払われた[10]。
1970年に、『デア・シュピーゲル』は、フォン・デニケンに関する誇大広告を出し、そしてそれを「Dänikitis」と呼んだ。これはMeningitis(髄膜炎)その他の病気にかけたものである[11]。
1968年11月、フォン・デニケンは、12年間超の130000ドルのローンを組むためにホテルの記録と信用照会先を偽造したのち、詐欺罪で逮捕された[9]。
彼はその金銭を、自分の本を研究する外国旅行に使用した[5]。
2年後[9]、フォン・デニケンは、「反復されそして持続された」("repeated and sustained")着服、詐欺および偽造で有罪とされ、法廷は作家は「プレイボーイ」("playboy")の生活様式を生きてきたと裁定した[12]。
彼は、無効の嘆願を提出したが、意図は邪悪であり信用会社は彼の照会先を適切に調査することができない失敗をした、という理由で、不成功に終わった[5][9][12]。
そして1970年2月13日に、彼は禁固3年6ヶ月の判決を受け、そしてまた罰金3000フランを課された[9][13]。
彼はこの判決のうち1年間を服役したのち放免された[5][14]。
彼の処女作『未来の記憶』は、彼の公判の時までに出版され、そしてその売り上げのおかげで彼は借金を返済し、そしてホテル業をやめた。
フォン・デニケンは第二作『星への帰還』(英語:『Return to the Stars』『Gods from Outer Space』)を在監中に書いた[5][12]。
宇宙人の地球に対する影響と主張される内容
フォン・デニケンの『未来の記憶』(1968年)に始まるいくつかの書籍にわたる全般的な主張は、地球外生命体あるいは古代宇宙飛行士が地球を訪問し、初期人類文化に影響したということである。
フォン・デニケンは、エジプトのピラミッド、ストーンヘンジおよびイースター島のモアイのような構造物、およびその時期の人工遺物は、製作された時に存在していたと推測されるよりも高い技術的知識を表わす、という考えについて書いている。
彼はまた世界中の古代の芸術作品を、宇宙飛行士、地上および宇宙飛翔体、および複雑な技術の描写を含んでいるとしている。
フォン・デニケンは、宗教の起源を宇宙人とのコンタクトに対する反応として説明し、旧約聖書の解釈を供している。(英語版ウィキペディアArk of the CovenantおよびThe Spaceships of Ezekielを参照)
批判
1966年、フォン・デニケンが処女作を執筆中、科学者カール・セーガンおよびヨシフ・スフロフスキーは、彼らの本『Intelligent Life in the Universe』のひとつの章で、古代のコンタクトと地球外生命体の来訪の可能性について書いて、著者ロナルド・ストーリー(Ronald Story)は、自著『The Space-gods Revealed』において熟考する気になったが、この本がデニケンの複数の考えの創生であったかもしれない[15]。
この本からの多くの考えは、デニケンの複数の本にさまざまな形で現われた。
フォン・デニケンの著作よりも前に、他の著者らが地球生命体とのコンタクトの考えを提出していた。
彼は、同様なあるいは同一の証拠を使用して同一の主張をするときでさえ、これらの著者をしかるべくあるいはまったくクレジットしていない。
フォン・デニケンの『未来の記憶』の第1版は、ロベルト・シャロー(Robert Charroux)の『One Hundred Thousand Years of Man's Unknown History』を、酷似した主張をするにもかかわらず、引証しなかったし、そして出版者Econ-Verlagは、剽窃で訴訟を提起されるのをさけるために、シャローにのちの版の文献目録に追加せざるを得なかった。
『The Gold of the Gods』のなかで、フォン・デニケンは、ファン・モーリッツ(Juan Moricz)という地元の男に案内された、自分が引き受けたタヨスの洞窟、エクアドルの自然な洞窟システム、の中の複数の人工のトンネル探検を記述している。
彼は、大量の金(きん)、奇妙な像、金属のタブレットを含む図書室を見たと報告したが、彼はこれらすべてを古代の地球外生命体の来訪の証拠であると考えた。
地元の聖職者クレスピ神父(Father Crespi)は、ヴァチカンの特別な許可を得て、金(きん)の地球外生命体の遺物を管理した。
モーリッツは、『Der Spiegel』に、探検は無かったと語った。
フォン・デニケンの描写は、「長い会話」("a long conversation")から来て、そして本の中の写真は「いじくられて」("fiddled")いた[20]。
1974年のインタビューで、フォン・デニケンは、自分はトンネルの中で図書室と人工遺物(artifacts)を本当に見たと断言したが、しかし彼は、話をいっそう興味深くするために話のいくつかの相を美しくしていた。
「ドイツでわれわれは、作家は、純粋科学を書いているのでなければ、「ドラマツルギー効果」(dramaturgische Effekte)を用いることが許されていると言う」("In German we say a writer, if he is not writing pure science, is allowed to use some dramaturgische Effekte — some theatrical effects,")と彼は言った。
「そしてそれが、わたしのしたことである」
[12][21][22]
4年後、彼は、自分はタヨスの洞窟の中に居たことはなく、そして洞窟冒険全体を捏造したことを認めた[22]。
『Der Spiegel』に相談した或る考古学者によれば、クレスピ神父の金(きん)の人工遺物は大部分が地元で旅行者土産として売られる真鍮の模造品であった[20]。
「ジャーンの書」と「トゥリ・パピルス」("Tulli Papyrus")
サミュエル・ローゼンバーグ(Samuel Rosenberg)は、フォン・デニケンによって言及された「ジャーンの書」[23]は「ブラヴァツキー夫人によって捏造された巨大なでっちあげに二重焼き付けされた偽造物」("a fabrication superimposed on a gigantic hoax concocted by Madame Blavatsky.")であると言った。
彼はまた、フォン・デニケンの本のひとつで彼によって言及された「トゥリ・パピルス」[23]は、十中八九、エゼキエル書からパクられ(cribbed)ていて、そしてノリ(Nolli)を、(駐ローマ米国大使の科学随行員(Scientific Attache at the U.S. embassy in Rome)ウォルター・ランバーグ(Walter Ramberg)を通じて)当時ヴァチカン博物館エジプト部門のディレクターの「トゥリはだまされていてパピルスは偽物ではないかと疑っている」("suspect[ing] that Tulli was taken in and that the papyrus is a fake.")として引用された[24]。
ニュー・ヨーク・タイムズのリチャード R. リンガーマン(Richard R. Lingerman)によれば、フォン・デニケンが、これらの言及をUFOの複数の本から入手したということはありそうである[23]。
ナスカの地上絵
フォン・デニケンは、『未来の記憶』のなかでナスカの地上絵を公衆的に目立たせ、[25]地上絵は地球外生命体からの指示でその宇宙船の飛行場として作られたのではないかと提案した[26]。
1998年の本『神々の帰還』(英語:『 Arrival of The Gods』)において、彼はこれらの絵のいくつかは地球外生命体を描いていると新たに記した[26]。
この考えはフォン・デニケンから発生したのではない。
これは、上空から絵を最初に見た人々が火星の「運河」と比較して冗談を言ったのちに始まり[25]、
そしてすでに他の人々によって公表されていた[27]。
『未来の記憶』のなかのナスカの地上絵のいく点かの写真の記述は、重大な不正確さを含んでいる。
たとえば、現代の空港の標識を実証すると見せかけている1点は、実際は鳥の身体のうちのひとつの膝関節であったし、そして寸法は全く小さかった。
フォン・デニケンは、これは第1版における「誤り」("error")であると言ったが、しかしのちの複数の版において訂正されていない[25][28]。
フォン・デニケンは、『未来の記憶』のなかで、ピーリー・レイースの地図の或る版が氷の中に埋もれていた、そしてなお埋もれている、現代の装置を用いて初めて地図で表わされる、南極の山岳を描いていると書いた。
彼の説は、チャールズ・ハップグッド(Charles Hapgood)による『Maps of the Ancient Sea Kings』という本に依存している。
A. D. クラウン(A. D. Crown)は、『Some Trust in Chariots』において、どのようにこれがまったく間違っているか説明している。
フォン・デニケンの本の中の地図は、赤道の南5度にしか及ばず、ブラジルのサン・ロケ岬で終わるから、これはそれが南極大陸まで及んでいないということを意味する。
フォン・デニケンはまた、地図が、カイロ上空を飛行する宇宙船から眺められた眺めでなければ起こらないであろういくつかのゆがみを示すと言ったが、しかし実際はそれは上空からの眺めで目に見えるゆがみを引き起こすほどに南へ及んではいない。
フォン・デニケンはまた、或る神が聖職者に地図を与えたという伝説の存在を主張し、その神は地球外的存在であると主張している。
しかしピーリー・レイースは、自分は、より古い複数の地図を利用してこの地図を作ったと言ったし、そしてこの地図は当時の地図製作上の知識と両立している。[30]
また、この地図は、多くの誤りと脱落を含んでいるから、フォン・デニケンによって主張されるほどには「絶対に正確」("absolutely accurate")ではない[31]。
フォン・デニケンが1998年の本『Odyssey of the Gods』でふたたび地図を範囲に入れたとき訂正しなかったという事実。
他の著者らがすでにこれと同じ考えを公表していた、これをフォン・デニケンが1974年の『プレイボーイ』誌のインタビューで初めて知ったという事実[32]。
ケネス・フェダー(Kenneth Feder)は、フォン・デニケンを、ヨーロッパ民族中心主義だと非難した[42]、
一方で、ジョン・フレンリー(John Flenley)とポール・バーン(Paul Bahn)は、つぎのように提案した、すなわち彼の、イースター島の像の解釈のような見解は、「われわれの祖先の真の達成を無視し、人種主義における究極を成す:
それらは、人類全体の、諸能力および考案の才を卑小化する」("ignore the real achievements of our ancestors and constitute the ultimate in racism:they belittle the abilities and ingenuity of the human species as a whole.")[43]
その他の批判
ロナルド・ストーリー(Ronald Story)は、フォン・デニケンの『未来の記憶』で提示された証拠に応じて書いた『The Space Gods Revealed: A Close Look At The Theories of Erich Von Däniken』(1976年)を刊行した。
これは、「フォン・デニケンの諸説に対する待望の首尾一貫した論破」("a coherent and much-needed refutation of von Däniken's theories")とレビューされた[44]。
考古学者クリフォード・ウィルソン(Clifford Wilson)は、同様にフォン・デニケンの正体をすっぱぬく2冊の書籍、『Crash Go the Chariots』(1972年)および『The Chariots Still Crash』(1975年)を書いた。
『Skeptic Magazine』の2004年の記事によれば、フォン・デニケンは本のコンセプトの多くを『The Morning of the Magicians』から取り、その本が今度はクトゥルフ神話に強く影響され、そして古代宇宙飛行士説の核心はラヴクラフトの複数のショート・ストーリー、1926年に書かれた「"The Call of Cthulhu"」と1931年に書かれた「At the Mountains of Madness」に起源している[45]。
批判に対する反応
2001年のドキュメンタリーで、フォン・デニケンは、自分は科学的コミュニティーに対して自分のアーカイヴの項目のどれでも宇宙人起源であると決定的に証明することはできないけれども、自分は、「今日の科学」("today's science")は、「時間がまったく正しくない」("the time is simply not right")から、こういう証拠を認めようとしないと感じると言った。
彼は、「素晴らしい新世界」("wonderful new world")のために人類に「準備させる」("prepare")ことが必要な第一であると主張した[46]。
フォン・デニケンは、スイス作家協会(Swiss Writers Association)、ドイツ作家協会(German Writers Association)および国際ペンクラブの一員である。
彼は、ボリビア大学(La Universidad Boliviana)より名誉学位(honorary doctorate)を授けられた。
彼は、ペルーのイカおよびナスカ両市からHuesped Illustre賞を受賞した。
ブラジルで彼は、Lourenco Filho賞(Lourenco Filho award)の金とプラチナを受賞し、そしてドイツで、彼は(ドイツの宇宙飛行士ウルフ・メルボルト(Ulf Merbold)とともに)Order of Cordon Bleu du Saint Espritを受賞した。
2004年、彼は、エクスプローラーズ・フェスティヴァル賞(Explorers Festival prize)を受賞した。英語版[要出典]
Gods from Outer Space (Bantam,1972; 『 Return to the Stars』を再販・改題)
Erich von Däniken Michael Heron訳 (1973) (英語). The Gold of the Gods (1 ed.). London: Souvenir Press. ISBN0285620878. Published simultaneously in Canada by J. M. Dent & Sons, Ontario (Canada)
Miracles of the Gods: A Hard Look at the Supernatural (Souvenir Press Ltd, 1975) ISBN0-285-62174-2
In Search of Ancient Gods: My Pictorial Evidence for the Impossible (Corgi books, 1976) ISBN0-552-10073-0
^Fagan, Brian M. (2000). In the beginning: an introduction to archaeology (10th ed.). Prentice-Hall. pp. 17–18. ISBN978-0-13-030731-6. "… Flamboyant pseudoarchaeology of the type espoused by von Däniken and Hancock will always appeal to people who are impatient …"
^Fritze, Ronald H. (2009). Invented Knowledge: False History, Fake Science and Pseudo-religions. Reaktion Books. pp. 13, 200, 201. ISBN978-1-86189-430-4
^von Däniken continued to maintain that he had been inside the caves, " ... but not at the place where the photographs in the book were taken, not at the main entrance. I was at a side entrance." He said Moricz's expedition crew had been forced by some unknown entity to sign a "pledge of silence", which explained Moricz's refusal to corroborate his account. Later, he said, a "leading German archaeologist", dispatched to Ecuador to verify his claims, could not locate Moricz. (Playboy, p. 58)
^ ab"The Case of the Ancient Astronauts". Horizon. 3 August 1978. 該当時間: 41:15-42:20. BBC。
^ abcLingeman, Richard R. (31 March 1974). “Erich von Daniken's Genesis”. The New York Times: p. 6. http://select.nytimes.com/gst/abstract.html?res=F20710FF3B5F107A93C3AA1788D85F408785F9. "A lot of ingredients go into that blender, including (...) apocryphal lore. He refers to "The Book of Dzyan", for example, which he helpfully adds is to be found in "The Secret Doctrine" of Mme. Blavatsky (...) "The Book of Dzyan" exists only in her astral thoughts. (...) Actually, both of these documents have a way of turning up repeatedly in books on flying saucers, which is probably where von Däniken found them."
^"Report No. 83-205 SPR The UFO Enigma, Marcia S. Smith, 20 June 1983, Congressional Research Service, Appendix B, pages 127-130, quoting "Some trust in chariots: sixteen views on Erich von Däniken's Chariots of the gods", editors Thiering, Barry and Edgar Castle, West Books, 1972
^Hawass, Zahi. "Secrets of the Great Pyramid." Dr. Zahi Hawass, www.drhawass.com/wp/secrets-of-the-great-pyramid/. Accessed 1 Nov. 2017.
^"The Case of the Ancient Astronauts". Horizon. 3 August 1978. 該当時間: 07:20-17:05. BBC。
^"Astronomy." Egyptian Civilization, Canadian Museum of History, www.historymuseum.ca/cmc/exhibitions/civil/egypt/egcs03e.shtml. Accessed 3 Nov. 2017.
^MessageToEagle. "Merkhet – An Ancient Egyptian Timekeeping Instrument." MessageToEagle, MessageToEagle, 15 Jan. 2016, www.messagetoeagle.com/merkhet-an-ancient-egyptian-timekeeping-instrument/. Accessed 3 Nov. 2017.
^"The Case of the Ancient Astronauts". Horizon. 3 August 1978. 該当時間: 17:20-25:25. BBC。
^"The Case of the Ancient Astronauts". Horizon. 3 August 1978. 該当時間: 42:15-47:20. BBC。
^Feder, Kenneth L. Frauds, Myths, and Mysteries: Science and Pseudoscience in Archaeology Mayfield Publishing Company 1990 3rd ed. ISBN0-7674-0459-9 p. 195
^Director: Ralph Lee (3 February 2001). Loving The Alien: The Real Erich von Däniken. Channel 4.
^Kenneth Feder, Encyclopedia of Dubious Archaeology: From Atlantis to the Walam Olum, page 267 (Greenwood Publishing Group, 2010). ISBN978-0-313-37918-5