ウスチ=イリムスク(ロシア語: Усть‐Илимск、英語: Ust'-Ilimsk)は、ロシア連邦・シベリア連邦管区のイルクーツク州にある都市[2]。人口は約8万人である(2021年現在)。
概要
右岸の支流イリム川が合流する付近のアンガラ川左岸に位置する。のちに右岸側にも都市が建設され、左岸側を旧市街、右岸側を新市街と呼ぶようになった[3][4]。木材コンビナート、建設資材業(砂利、砕石、コンクリート)がある。ブラーツク発電所より下流にあるウスチ・イリム水力発電所(出力432万キロワット、1998年現在)の建設工業基地となった場所に、1966年からつくられた都市で、1973年に市となった[2]。
近くの町イリムスクに流刑にされていたアレクサンドル・ラジーシチェフを記念して、その名を市名とする案もあったが、現在の名前に落ち着いている。
交通
東シベリア鉄道支社のフレプトヴァヤ - ウスチ=イリムスク線の終着駅は隣村のジェレズノドロジュニ(英語版)にあり、路線バスで連絡されている。イルクーツクまでは鉄道で1,280キロメートル、ブラーツクまでは高速道路で246キロメートル、クラスノヤルスクまでの直線距離は636キロメートルとなる。また、郊外のウスチ=イリムスク空港(英語版)からイルクーツクへの便がある。
市内交通は路線バスが主体である。2022年にウスチ=イリムスク市電が廃止となった。
姉妹都市
脚注
- ^ “CITY POPULATION”. 2023年5月22日閲覧。
- ^ a b 谷岡武雄・監修『コンサイス地名辞典 外国篇』三省堂、1998年、111頁。
- ^ http://img1.liveinternet.ru/images/foto/b/0/479/1315479/f_3496593.jpg
- ^ http://www.stihi.ru/pics/2007/12/27/465.jpg
外部リンク