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この項目では、1945年のイギリスの映画について説明しています。その他の用法については「ウォータールー・ロード」をご覧ください。 |
『ウォタルー街』(ウォタルーがい、Waterloo Road)1945年のイギリスの映画で、南ロンドン(英語版)のウォータールー地区を舞台に、ジョン・ミルズ、スチュワート・グレンジャー、アラステア・シムが主演し、シドニー・ギリアット(英語版)が監督を務めた。英国映画協会 (BFI) のデータベースによると、この作品は、『Millions Like Us』(1943年)、『Two Thousand Women』(1944年)に続く、ギリアットの「非公式3部作 (unofficial trilogy)」の最後の作品とされている[3]。
あらすじ
兵士ジム・コルター(ミルズ)は敵前逃亡を冒して南ロンドンに戻り、徴兵逃れをしたテッド・パーヴィス(グレンジャー)に言い寄られる妻を救おうとする。
キャスト
- テレビ版1:放送日1965年06月20日 NHK『劇映画』[4]
- テレビ版2:放送日1968年3月30日 KTV 24:15 -
制作
この映画は、当初は『Blue for Waterloo』という題名が予定されていた[5]。
スチュワート・グレンジャーは、この作品の役柄が、「悪役だが、リアルなキャラクターだった (was a heel, but a real character)」として、気に入っていたことを後に語っている[6]。グレンジャーによれば、この映画はわずか10日間で制作され、その間に彼は『愛の物語』(Love Story) の撮影も掛け持ちしていたという。彼は、ジョン・ミルズとの喧嘩の場面を特に自慢していた[7]。
シドニー・ギリアットは、この作品の完成前に、フィルムを取り上げられたと語っている。まだ屋外での撮影が残っていた段階で、制作は中止された。プロデューサーだったブラックは去り、オストラー家 (the Ostrers) が録音スケジュールの最後になってフィルムを抑えた。しかし、オデオン系列の映画館を運営していたアール・セント・ジョン(英語版)がこの映画を気に入り、その意向を受けて録音を終えることができた[8]。
ギリアットによれば、アラステア・シムの役柄に、コメンテーターの役回りを振ったのは、オリジナルのヴァル・ヴァレンタインの脚本に基づいてはいるが、自分のアイデアだったという。しかし、ギリアット自身も、これは「少々ゴタゴタしてしまった (proved a bit of a mess)」と認めている[8]。
反響
『Kinematograph Weekly』誌によれば、この作品は1945年のイギリスで好調な興行成績を収めたという[9]。
脚注
関連項目
外部リンク