インタウィチャヤーノン はタイ王国のチエンマイ県にあったチエンマイ王朝の第7代目の君主である。3代目の君主・セーティー侯の孫。大公よりも妻のクライソーン妃の方が頭脳明晰でよく大公を助けたという。時のチュラーロンコーン大王はチャクリー改革の一環としてモントン制を導入し、チエンマイをタイ王国に編入しようと試みた。1884年(タイ仏歴2427年)には、インタウィチャヤーノン公から主権を剥奪した。チエンマイ公国はチャクリー王国の属国であったため、拒否することはできなかった。この後チェンマイ大公は「君臨すれども統治せず」の体制になる。
関連記事