ダイエー時代の外観(2011年4月)
イオン仙台店(イオンせんだいてん)は、宮城県仙台市青葉区中央二丁目にある「読売仙台ビル・新伝馬町中央通りビル[1]」に入居する、イオン東北株式会社が運営する大型商業施設(ショッピングセンター)である。ダイエー時代の店番号は0285。
概要
仙台市都心部の青葉通り・東二番丁通り・中央通り・東三番丁通りに囲まれた街区には、同街区の南半分を占める「読売仙台ビル」(読売新聞東北総局などが入居)、および、同街区の北東部を占める「新伝馬町中央通りビル」(ダイエー仙台店ジョリビル)の2棟連接ビルがあり、東三番丁以外の3つの通りに一般客の出入り口がある。イオン仙台店は地上8階・地下2階のこの連接ビルに入居している。なお、前身のダイエーにとっては2005年以降東北地方に残った唯一の店舗であり、本州最北端の主力店舗でもあった。
イオン仙台店が面する中央通りは、かつては「新伝馬町」(しんてんまち)、現在は「クリスロード」と呼ばれるアーケード街で、仙台の中心部商店街の中でも歩行者通行量が多い歩行者専用道路である。この中央通りよりもその南側を平行に東西に通る青葉通りが2mほど標高が低くなっているため、イオン仙台店の中央通り側の入口はセットバックして小規模な広場が設けられ、階段で数段降りる形になっている。この広場は、しばしば物販のイベントや、定禅寺ストリートジャズフェスティバルなどの音楽イベントのステージなどに利用されている。
2016年3月8日にダイエー仙台店は閉店し、同月11日よりイオン仙台店としてプレオープン、同月12日にグランドオープンした。東北地方のイオンブランドの店舗としては最古参店舗となっている。
沿革
1971年(昭和46年)11月28日に東北新幹線が着工すると、昭和40年代から県外資本の商業施設が仙台の中心部商店街に次々開店した。1975年(昭和50年)には、5月2日に一番町3丁目にジャスコ仙台店(現・仙台フォーラス)が開業し、続いて9月9日に当店が中央2丁目に開業した。
年表
フロア構成
階 |
フロア概要
|
8F
|
催事・専門店のフロア
|
7F
|
専門店のフロア
|
6F
|
家庭用品のフロア
|
5F
|
メンズのフロア
|
4F
|
チャイルド・レディスインナーのフロア
|
3F
|
レディスのフロア
|
2F
|
レディスのフロア
|
1F
|
ファッション&アクセサリー、医薬品のフロア
|
B1F
|
花・家庭用消耗品・サイクル・ファーストフードのフロア
|
B2F
|
食品のフロア
|
主なテナント
売上(ダイエー時代)
以下の統計は、日経流通新聞及び日本経済新聞が調査して順位付けしたものである。仙台店は、ダイエー内及び日本全国のスーパーで売上が上位にランクインすることが多く、「政宗ブーム」が発生し、かつ、仙台市営地下鉄南北線が開業して地下鉄最寄駅ができた1987年(昭和62年)度の売上は、長らく1位を占めていたダイエー新潟店(2005年閉店)を抜いて200億6200万円を記録。「スーパーの壁」と言われていた年商200億円の壁を破るという日本のスーパー業界として初めての偉業を成し遂げた。
年度
|
スーパー業界
|
ダイエー内
|
小売総合
|
売場面積
|
売上
|
1982年
|
4位
|
2位
|
なし
|
183位
|
154億6400万円
|
1983年
|
3位
|
2位
|
なし
|
18位
|
155億2300万円
|
1984年
|
2位
|
2位
|
なし
|
179位
|
163億1100万円
|
1985年
|
2位
|
2位
|
なし
|
193位
|
173億2500万円
|
1986年
|
2位
|
2位
|
なし
|
200位
|
182億1100万円
|
1987年
|
1位
|
1位
|
なし
|
209位
|
200億6200万円
|
1988年
|
3位
|
2位
|
なし
|
220位
|
199億9600万円
|
1989年
|
6位
|
4位
|
なし
|
66位
|
200億3700万円
|
1990年
|
6位
|
4位
|
なし
|
73位
|
200億9700万円
|
1991年
|
6位
|
4位
|
151位
|
なし
|
195億5400万円
|
1992年
|
6位
|
4位
|
152位
|
なし
|
204億0200万円
|
1993年
|
7位
|
5位
|
159位
|
なし
|
191億1300万円
|
アクセス
脚注
外部リンク